血止めの魔詩[まがうた]
生命[いのち]の水よ 赤き髪 赤き衣の乙女らよ 止まれかし 下なるもの 上なるもの 止まれ 中なるものも また止まれ 汝らの周[めぐ]りに高き堤[つつみ]は築かれたり 止まれ 静まれかし
炎よ 邪悪を罰し 偽りを憎み 汚[けが]れを焼き尽くす炎よ 罪人を滅し 大地を浄[きよ]めよ
絵札のまじない歌
27枚の絵札が 27匹の魔物になる 肌のなかへ 血のなかへ 魂のなかまで入り込め 私の思い人のすみずみにまで…… 私から離れては あなたは生きられない 立つ事も 話す事も まばたきすら ままならない 私があなたを抱きしめて あなたの唇から呪いを 27匹の魔物を吸い出すまでは……
奥義書[おうぎしょ]の教え
闇は弱き心に巣くう 高き願い いと安き事共のごと思わるるは誤りなり なべて望みの成就[じょうじゅ]には代価[あがい]が伴う 汝[なんじ] 心弱き者なれば 酷熱[こくねつ]の原を行け 鋭き岩 飢え 渇きに傷つこうとも はるけきその道のりこそが 最もふさわしき代償[あがない]と知れ
息吹[いぶき]のうた (人工呼吸をする時に念ずる歌)
息は生き 生まれ持つ ふたつのふいごより出入りする生命[いのち]の風 我は送る 我が息 我が命の息吹 我が生気[いき]が汝[なんじ]の胸に流れ込み 汝が肺より出[いづ]る あたたかな風が吹くところ 生気が生まれる よみがえれ 生命[いのり]の風 生命[いのち]の力 生の息吹 胸の太鼓を轟かせ 赤き姉妹を巡らせよ
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